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新入社員研修の目的をしっかり理解しよう

新入社員研修の目的をしっかり理解しよう

新入社員の教育とは会社にとって初期投資のひとつであり、その後の事業展開に大きく関係する重要課題です。社員の育成のために新入社員研修ではどのようなことに焦点を当て、どのように進めるべきでしょうか。貴重な時間を割いて行う導入教育だからこそ、管理職にとっても新入社員にとっても有益な機会にしなければなりません。ここでは、留意したい点について見てみましょう。

まずは会社を知ってもらうこと

入社したのだから会社の事業内容などは知っているはず、部署に配属されたのだから仕事内容は分かっているはず、という考えは捨てた方が良いでしょう。事実、世代や性別問わず、とりあえず就職できたから良しとしている新入社員は少なからず存在します。全員がやる気に満ち溢れ、事前に会社のことや研修で行われるであろう内容を予習し、準備万全で研修に参加しているわけではありません。また、そんな彼らを不適合者と決めつけるのもまた早いでしょう。

新入社員研修ではお互いを知る、会社のことを知って興味を持ってもらう、自分自身の可能性を想像してもらうという初歩からのスタートを目的にしましょう。その中で最も大切なのは、会社が大切にしている経営理念や経営方針を深く理解してもらうことです。なぜこの理念を持っているのか、どのような経緯でこの考えにたどり着いたのか、その点を理解してもらうことで新入社員にとって会社がぐっと身近なものに感じられ、その一員になれたことを意識できるようになるでしょう。

また、会社が社会に対してどのように貢献しているのか、次の会社の目標は何か、そのために何を社員に期待しているかをじっくり説明することも大切です。これまでに行ってきた挑戦や失敗談などについて話をすることも新入社員が会社を知り、身近に感じるのに効果的と言えます。

まずは会社を知ってもらうこと

新入社員を観察すること

新入社員を一括りに考えるのも避けるべきです。一人ひとりに個性があり、物事を捉えるスピード、考え方、どんなビジョンを持って入社したかはそれぞれ異なるものです。新入社員研修を通して、可能な限り全員と個別に話ができる機会をそれとなく作ってみましょう。自己紹介をさせて一人ずつ発言する機会ではありません。それとなく、個人的な話をする機会を作るのです。こういった機会を設けることで、それぞれの人となりを少しでも知ることができます。

新入社員研修は新入社員に教えることが主な目的ですが、管理職が新入社員を知るというもう一つの目的があり、もっと言えばお互いに知り合う大切な機会と言えます。ここである程度の信頼関係やお互いを近く感じるコミュニケーションを持つことができれば、その後の成長を促すことに大きな効果を発揮するでしょう。

新入社員を観察すること

クリエイティブな要素を入れること

新入社員研修を長時間ひたすら新入社員が会社の話を聞くだけの時間に終わらせるのはもったいないです。十分なコミュニケーションを生み、一人ひとりを知るためにも新入社員自身が何らかの作業を行い、その中で考え、発表する機会を作ることはとても重要です。これを行うことにより、管理職にとっては新入社員の個性や能力を確認するだけでなく、新入社員の間に横のコミュニケーションが生まれ、早い段階で結束力を培うことができます。

また、新入社員研修に取り入れる作業項目は数種類設け、それぞれに異なる目的を設定するのが良いでしょう。例えば、発想力に長けた社員もいれば、情報処理能力に長けた社員もいます。会社の事業内容に関連付けた様々な作業を取り入れることでより新入社員の内面を知ることができ、その能力を会社の業務にどう生かせばよいかを考えさせ、可能性を高めてもらうきっかけになるでしょう。また、新入社員にとっても自らが考えて実践するというサイクルを行うことで、自発性を高める機会となります。この作業は個別のものもグループワークも両方取り入れ、様々な角度から新入社員を観察する材料にしましょう。

クリエイティブな要素を入れること

定期的に何度か行うこと

このように様々な内容で計画することでその効果を高めることができますが、これを一度の研修で行うことは管理職も新入社員もかなりの労力を使います。新入社員研修は定期的に何回かに分けて行えるように計画を立てましょう。新入社員の成長に合わせて目的を設定し、徐々にレベルアップすることで彼らも自身の成長を自覚できたり、逆に思うように成長できていないことがわかったり、それぞれに気付きを得ることができます。

また、研修で学ぶことで知識として頭に入っても、実践を伴わなければ本当の意味で理解することが難しい場合も多々あります。そのため、研修で学んだあとに日常業務を行う、また研修で次のステップを学び、再び日常業務を行う、これを繰り返すことでインプットとアウトプットの繰り返しを実践させ、今後の改善や新しい発想を生み出す力をつけさせることが可能になります。

定期的に何度か行うこと

人間関係の構築がカギ

新入社員が本当の意味で会社の一員となり、失敗や苦労を繰り返しながらもその場所で働き続けるには強固な人間関係が必要です。それは大きなミスをしたときの支えになり、何か難しいことに挑戦するときの助けになり、大きな成果を得た時の喜びになります。新入社員研修はそのスタートであり、会社を理解し良好な人間関係が結べれば、その後のキャリアを支えるものになるでしょう。

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